墓地で転ぶと早死にするの?


子供の頃、お墓参りに出かける度に
「墓地で転ぶと早死にするぞ!とか、不吉なことが起こるよ。」と
親や大人に言われたことはありませんか?
これ実は迷信で、石畳や階段、墓石といった石材だらけの墓地で子供がふざけたり、走り回って無用なケガをしないための諭し・言い聞かせです。
雨のあとでは地面が滑りやすくなっているところもありますから、子供に限らず大人も注意してお墓参りに出かけましょう。
福島県のお盆の主な風習
- 迎え火・送り火:8月13日の夕方に玄関先などで迎え火を焚き、ご先祖様の霊を迎え、8月16日の夕方に送り火を焚いて、あの世へお送りします。
- 精霊棚:仏壇の前に、真菰(まこも)のゴザを敷いた棚を設け、位牌やお供え物を飾ります。キュウリの馬となすの牛を飾り、ご先祖様が乗って来たり、荷物を運んだりする乗り物に見立てます。
- 盆提灯:盆提灯を飾り、ご先祖様の霊を導きます。新盆(初めて迎えるお盆)では、白提灯を飾るのが一般的です。
- お墓参り:お盆の期間中にお墓参りをして、お花や線香、故人の好きだったものなどをお供えします。
- 盆踊り:地域によっては、盆踊りが開催され、賑やかにご先祖様の霊を供養します。
- 精霊流し:川や海に、ご先祖様の霊を乗せた精霊船や灯篭を流す地域もあります。
- 冬木沢参り:会津地方では、冬木沢(会津高野山)に、ご先祖様の霊を迎えに行く「冬木沢参り」という風習があります。
- じゃんがら念仏踊り:いわき市などでは、じゃんがら念仏踊りが奉納されます。
- 豆腐餅:猪苗代湖周辺では、お盆に豆腐餅を食べる風習があります。
郡山市の例:
郡山市では、新盆の場合、仏壇の前に精霊棚を設け、真菰のゴザを敷き、台を置いて位牌やお供え物を飾ります。白提灯を飾り、故人が自宅に迷わず帰ってこれるように目印とします。キュウリの馬となすの牛を供え、お供え物には、供花、果物、お菓子、ろうそく、線香などが一般的です。返礼品には、そうめんが人気です。
福島市の例:
福島市では、お盆の供物を河川に流す風習がありましたが、河川環境保護のため、現在は臨時集積所を設置し、収集・焼却処分しています. また、福島市では、毎年「福島とうろう流し花火大会」が開催され、阿武隈川両岸の60本の大たいまつの中を、約6,000の色とりどりの「とうろう」が流され、花火が夜空を彩ります。
その他:
福島県内でも、地域によって様々な風習や習慣が残っています。お盆の時期は、ご先祖様の霊を敬い、感謝する大切な期間です。それぞれの地域の風習を尊重し、故人を偲びましょう。