興運堂福島店のお仏壇・仏具マメ知⑨「お仏壇に飾る花」

お仏壇に飾る花で一般的なものは、ユリ(香りの強いユリはNG)や菊、スターチス、カーネーション、胡蝶蘭などです。
これらは昔から親しまれている花で、花もちが良く、花びらが散りにくいという特徴がありま
す。
ボリューム感や華やかさを出したいときは、かすみ草やトルコキキョウがおすすめです。
また、ご先祖様や故人が大好きだった花をお供えすることも良い供養になります。
出来る限りキレイな状態で長くお飾りできるよう、いつも新鮮な花をお供えしたいですね。
生花を長持ちさせる工夫
水まわりの工夫
毎日水を替える
コップや花立の水は腐りやすいので、できれば朝晩1回ずつ。
花立をよく洗う
ヌメリは雑菌の繁殖源なので、スポンジやブラシで清潔に。
水を少なめに入れる
花の茎の先端だけ浸かる程度で十分。多すぎると腐敗しやすい。
花の下処理
茎を斜めに切る(水を吸いやすくなる)
余分な葉は取り除く(水に浸かる葉は必ずカット。腐りやすい)
切り戻しをする(数日に一度、茎を少し切って新しい断面にする)
暑さ対策
仏壇の近くに直射日光やエアコンの風が当たらないようにする
気温が高い時期は、夜だけ花を涼しい場所に移すと効果的
長持ちアイテム
市販の「切り花延命剤」を水に入れる。
なければ、砂糖をひとつまみ入れると栄養補給になる(ただし夏は腐りやすいので注意)
少量の漂白剤(ほんの1~2滴)で雑菌繁殖を防ぐ